日本語学習で出会う重要な用語をまとめました。各用語の意味と使い方を確認できます。
名詞や動詞の関係を示す機能語。「は」「が」「を」「に」「で」など。日本語文法の最も基本的な要素の一つで、文の意味を大きく左右します。助詞の使い分けは学習者が最も苦労するポイントの一つです。
動作や状態を表す品詞。日本語の動詞は語尾が変化(活用)し、五段動詞、一段動詞、不規則動詞の3グループに分類されます。て形、ない形、た形など多様な活用形があります。
物事の性質や状態を描写する品詞。日本語にはい形容詞(大きい、美しい)とな形容詞(きれいな、静かな)の2種類があり、活用パターンが異なります。
人、物、場所、概念などを表す品詞。日本語の名詞は活用せず、助詞と組み合わせて文中での役割が決まります。数の区別(単数・複数)は通常ありません。
動詞の活用形の一つで、接続や依頼、進行形など多くの文法表現の基礎となる重要な形。「食べて」「飲んで」「して」など。て形をマスターすることが日本語学習の大きなステップです。
動作を受ける側を主語にした表現。「られる/れる」を使い、「先生に褒められた」のように表現します。日本語では迷惑の受身(被害を表す受身)という特殊な用法もあります。
日本語の丁寧さのシステム。丁寧語(です/ます)、尊敬語(相手を高める)、謙譲語(自分を低くする)の3種類があり、社会的関係に応じて使い分けます。ビジネス日本語の必須要素です。
敬語の一種で、最も基本的な丁寧さの表現。文末に「です」「ます」をつける形式。日常会話からビジネスまで幅広く使用され、日本語学習者が最初に学ぶ話し方です。
日本語の基本的な表音文字。46字あり、日本語の文法要素(助詞、活用語尾)や和語の表記に使用されます。すべての日本語の音を表すことができ、学習の最初に覚えるべき文字体系です。
主に外来語、擬音語・擬態語、科学用語の表記に使用される表音文字。ひらがなと同じ46字があり、同じ音を表します。「コーヒー」「パソコン」など日常的に頻出します。
中国から伝来した表意文字。一つの漢字が意味と複数の読み方(音読み・訓読み)を持ちます。常用漢字は2,136字で、日本の学校教育では小学校で1,026字を学習します。
ラテン文字(アルファベット)を使った日本語の表記法。ヘボン式が国際的に最も広く使われています。駅名や地名の英語表記、パスポートの氏名表記などに使用されます。
漢字に続けて書くひらがな。動詞や形容詞の活用語尾を示します。例えば「食べる」の「べる」、「美しい」の「しい」が送り仮名です。正しい送り仮名は漢字の読み方を確定する重要な役割を持ちます。
漢字の上(縦書きでは右)に小さく表記される読み仮名。難しい漢字や特殊な読み方をする場合に付けられます。子供向けの書籍や学習教材では全ての漢字にふりがなが付くことがあります。
日本語能力試験。日本語を母語としない人の日本語能力を測定・認定する国際的な試験。国際交流基金と日本国際教育支援協会が共催し、世界約90の国と地域で実施されています。
JLPTの5段階のレベル区分。N5が最も易しく、N1が最も難しいレベルです。N5は基本的な日本語、N4は基本的な日常会話、N3はやや自然な日常日本語、N2は広範な日本語、N1は高度な日本語の理解が求められます。
JLPTの試験セクションの一つ。文章を読んで内容を理解する能力を測定します。レベルによって、短文から長文、論説文まで幅広い種類の文章が出題されます。
JLPTの試験セクションの一つ。音声を聞いて内容を理解する能力を測定します。日常会話、アナウンス、講義など、様々な場面の音声が出題されます。
JLPTの試験セクションの一つ。語彙、漢字の読み書き、文法知識を測定します。文字・語彙と文法の2つのパートに分かれ、選択式の問題が出題されます。
JLPT合格に必要な最低点数。総合得点の基準点と各セクションの基準点の両方を満たす必要があります。一つのセクションでも基準点を下回ると不合格になるため、バランスの良い学習が重要です。
単語や漢字を覚えるための学習カード。表に問題、裏に答えを書き、繰り返し確認する学習法です。デジタル版のAnkiやQuizletが人気で、画像や音声も追加でき、効率的な暗記が可能です。
記憶の忘却曲線に基づいた学習法。覚えたての項目は短い間隔で、定着した項目は長い間隔で復習することで、効率的に長期記憶に定着させます。Anki、WaniKaniなどのアプリが代表的です。
音声を聞きながら、ほぼ同時に(少し遅れて)声に出して真似する練習法。発音、イントネーション、リズム、リスニング力を同時に鍛えられます。通訳トレーニングの手法を語学学習に応用したものです。
自分のレベルに合った易しい文章を大量に読む学習法。辞書をなるべく使わず、文脈から意味を推測しながら読み進めます。語彙力、読解力、文法感覚が自然に身につくとされています。
文章を声に出して読む練習法。目で見る、口で発する、耳で聞くという複数の感覚を使うため、記憶の定着に効果的です。発音の矯正やリズムの習得にも役立ちます。
音声を聞いて書き取る練習法。聴解力と書く力を同時に鍛えられます。最初は短い文から始め、徐々に長い文章に挑戦しましょう。間違えた箇所が自分の弱点を明確に示してくれます。